splash
2011-09-21 02:02:05 ( ID:rrtgbiq72pw )
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長文失礼します。
地デジソースでカット編集を行い、スマートレンダリング部分の最適なビットレートを確認するために、CBRとVBRで比較を行いました。
出力設定の出力フォーマットの所には、元ファイルの情報が以下のように表示されています。
映像:MPEG-2ビデオ(MP@HL),1440x1080,29.97fps, Component 16:9, Interlace(TopFirst),240000 kbps
音声:Dolby Digital, 48000 Hz, ステレオ, 256kbps
元の映像は2時間程度で、適当にカットして約11分にしました。カット箇所は20箇所です。
音声設定は自動設定、映像設定は再演コード部分でシーンチェンジを検出するとしました。
VBR Q80でファイルサイズが1139MB、Q90で1167MBなのですが、CBRだと2009MBとなります。
11分の映像に対して20カットしかないため、カット箇所のビットレートが相当に高くても全体に占める割合は僅かのはずで、これほどのサイズ差にはならないはずです。
また出来上がりファイルをBitrateViewerで確認すると、Q80は13495kbps、Q90は13834kbps、CBRは24000kbpsとなり、グラフもスマートレンダリング部分以外の部分(カット部以外の部分)で明らかにビットレートが異なります。
ちなみに元ファイルを確認すると13.0~13.8Mbps程度でしたので、CBRでスマートレンダリングしたものがおかしいことになります。
上記のような現象は仕様でしょうか?
VxD
2011-09-21 15:08:02 ( ID:la1jlboj.fr )
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>映像:MPEG-2ビデオ(MP@HL),1440x1080,29.97fps, Component 16:9, Interlace(TopFirst),240000 kbps
MPEGファイルは、「最大のビットレート」だけが記述されているので平均はわからない。
CBRの場合は最大=ファイルビットレートの扱いだから、当然24Mbpsでエンコードする。
24Mbpsに届かない場合は当然パディングを詰めてでも24Mbpsを保持しようとする。
CBRなのだからそれは正しい動作だろう。
また、パディングは映像の再エンコードなしに詰めることができる。
以上のことからスルー出力ブロックにもパディングを行いCBR24Mbpsを守るような挙動をしていると考えられる。
splash
2011-09-21 23:06:41 ( ID:rrtgbiq72pw )
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VxDさんどうもありがとうございます。
> パディングは映像の再エンコードなしに詰めることができる
おっしゃる通りなのですが、VBR/CBR設定はあくまでスマートレンダリング部分に対して指定しているので、スルー出力する部分を細工するのは違和感があります。
確かに、TME3のうたい文句には「編集点以外を無劣化出力する」と書かれていて、「スルー出力する」とは書かれていませんが、元々13~14Mbpsのファイルのものにパディングを埋めて表示レートの24Mbpsにする意味がないと思うのです。
やはり仕様なんでしょうかね・・・。
kaz
2011-10-20 15:26:32 ( ID:xr9mdwhbpan )
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VBRにファイルサイズの利点があるように、CBRにはサイズ予測やシークの実装などCBRなりの利点がちゃんとありますよ。
VBR (Variable Bit Rate):可変ビットレート
VBRの場合は音声・映像の状況に合わせてビットレートが変わります。
利点:品質がコントロールしやすく、高品質。
欠点:圧縮後のファイルサイズの予測が困難。再生時、シークに時間がかかる。
CBR (Constant Bit rate):固定ビットレート
CBRは最初から最後まで同じ(固定)ビットレートでエンコードします。
利点:ファイルサイズの予測が容易。再生時のシークが速い。
欠点:品質にばらつきが生じやすい。
◎各方式の特長
VBRの方が品質は上です
音声の場合、無音のような所はビットレートが多くても意味が無いので、最小のビットーレートにしてその文、音が鳴っているところにまわします。映像の場合、動きが少ない所を、低ビットレートにして激しいところを高ビットレートにします。そうすることで全体の品質が高まります。
VBRはファイルサイズの予測が困難
VBRの場合実際にファイルを作成してみないと、ファイルサイズが完全にはわかりません。(数kbyteからMbyte以上の差が出る場合があります)一方、CBRの場合は単純に再生時間にビットレートをかけただけのサイズになります。
CBRはシーク(早送り等)が早い
シークというのは特定の時間に再生箇所を移動することをいいます。CBRの場合は単純に時間さえわければ移動先が簡単にわかります。VBRの場合は、ファイルの最初からブロックごとに数えていかないと正確な移動先がわからないため多少時間がかかります。
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